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2023年12月20日 その他

日明・本城両リサイクル工房/「エコアクション21」の更新審査が実施される

「エコアクション21」の更新審査が12月12、15日に実施され、日明リサイクル工房の松﨑裕二事業所長、本城リサイクル工房の村上明美事業所長、両工房の担当職員、奥村安德課長(本部 事業企画・推進課)が参加した。

「エコアクション21」とは、環境省が策定したガイドラインに基づく、環境経営の認証・登録制度のことで、二酸化炭素・廃棄物などの削減に取り組み、その活動レポートを作成、公表することで環境にやさしい経営の証明が得られる仕組みとなっている。この11月末時点で全国7,488社の事業者が認証・登録されており、両リサイクル工房は平成28年5月に認証・登録された。

両リサイクル工房では、二酸化炭素や廃棄物等の排出量の削減、資源化率の向上などについて利用者、職員が年間目標を立て取り組みを行っており、今回、審査人による令和4年度実績の更新審査が行われた。更新審査では、両リサイクル工房からこれまでの取り組み内容や目標達成状況、今後の目標、活動について報告が行われたほか、初日には日明リサイクル工房で、最終日には本城リサイクル工房で現地審査も実施された。また、「育成会会館」(戸畑区)で行われた最終日の総評では小松啓子理事長、阿髙和憲理事、鈴木克之理事(八幡西障害者地域活動センター事業所長/本城リサイクル工房アドバイザー)、岩倉聡本部事務局長も出席。審査人からは「4回目の更新審査として、日明リサイクル工房と本城リサイクル工房を視察させてもらった。両リサイクル工房ともにしっかりと取り組まれており、不適合の判定はなかったので『ガイドラインに適合』と判定させてもらった」と評価された。特に優れている点として、「従業員のストレスチェック、高ストレス者の面談指導、身体機能測定を実施して、看護師や医師による健康面、メンタル面の相談が行われており、障害のある人の自立と社会参加の促進を目指すとともに、廃棄物リサイクルの環境改善の事業を一緒に取り組んでいることが分かった。社会から求められている問題解決への取り組みを積極的に展開している点を高く評価したいと思う」とのコメントもあった。一方で、「エコアクション21の取り組みとともに法人としてSDGsにも取り組まれており、今後はSDGs達成目標とも関連付けて環境活動計画に盛り込まれることを推奨する」とアドバイスも行われた。

なお、今後は両リサイクル工房ともに取り組みを継続し、来年度、「令和5年度環境経営レポート」を作成してエコアクション21中央事務局に提出することとなる。

(写真は上から日明リサイクル工房での現地審査で松﨑事業所長(右)から説明を受ける審査人(左)、本城リサイクル工房での現地審査で審査人(右)に説明する村上事業所長(左)、最終日の総評で審査人から評価を受ける両リサイクル工房の事業所長ら)