法人NEWS

2023年03月28日 会議

第8回「グループホームプロジェクト」/今年度の振り返りなど実施

 第8回「グループホームプロジェクト」が3月15日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、小松啓子理事長(委員長)、原明世事業所長(副委員長/グループホーム支援センター東部・中部、ショートステイとばた)はじめ、メンバーら8人が参加した(写真)。
 この日はまず、グループホーム支援センター西部の3月15日開設の「竹末ホーム」や5月に開設予定の「(仮称)香月ホーム」の進捗状況などが確認され、今年度の同プロジェクトの振り返りが行われた。同プロジェクトは「第4次中期経営計画」(平成30年度~令和4年度)で掲げられた「重度・高齢利用者の居住支援の促進」に取り組むため、今年度、立ち上げられ、グループホーム支援センター西部の小規模分散型ホームの支援体制の改善について協議を重ねてきた。あわせて、グループホーム支援センター中部管轄のホームの老朽化問題などにも取り組んできた。振り返りでは、同プロジェクトの取り組み成果として「竹末ホーム」「(仮称)香月ホーム」が開設されることにより、小規模で分散していたホームが集約され、職員が巡回するホーム数も減り、移動時間が短縮される分、支援や利用者との対話の時間が増えることが挙げられた。また、高齢化で疾病による体調管理や見守りなどが必要な利用者が増えてきた同支援センター西部において、今回の改善は利用者がより一層安心できる生活支援を可能にするとした。ほかにもグループホーム支援センター東部・中部・西部・門司の各事業所の支援状況や課題などを共有し、法人全体での取り組みの必要性が確認できたことなども成果として挙げられた。今後のグループホームの運営については、令和6年度の法改正でグループホームの支援内容に一人暮らしなどを希望する場合の支援も追加されることから法改正に向けた体制づくりが必要となることや、共同生活援助サービスの支援内容において65歳以上の利用者の支援はどうあるべきか、現状のホームの支援体制、設備等で支援を行うことができるのかなどの課題を利用者ニーズに沿いながら検討を重ねる必要があることなどが挙げられた。なお、今年度の同プロジェクトは今回で終了となった。