法人NEWS

2023年11月29日 研修

階層別研修/1~6年目の学卒職員等が「強度行動障害」をテーマに研鑽

第5回「階層別研修」が11月14日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、対象者の入職1~6年目の学卒職員等14人が参加した(写真)。

この日は、奥村安德課長(本部 事業企画・推進課)が講師を務め、「強度行動障害」をテーマに講義が行われた。このなかで奥村課長からまず、「強度行動障害は、『障害』ではなく『状態』である。特別に配慮された支援が必要となっている『状態』」と説明があり、法人内の強度行動障害のある利用者について利用開始から現在に至るまでの支援経過や自傷行為などの課題があった際の時間帯、回数をグラフ化しデータ分析を行った結果などが紹介された。その後、「情報処理の困難」をテーマに演習が2回行われ、強度行動障害の方が抱える情報処理の困難さを参加者が実際に体験した。最後に、奥村課長から「私たち支援者が困ったなと思ってしまいがちであるが、『本人が困っているのだな』と考え、支援にあたってほしい」と伝えられた。

なお、今年度の階層別研修「1~6年目」「主任研修」は勤務時間帯等を考慮し午前、午後に分けて同じ研修を2回開催しており、今回の研修は11月7日にも行われている。