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2022年12月21日 研修

スキルアップを目指し、令和4年度「写真研修」を開催

 令和4年度「写真研修」が12月15、16日、戸畑区の「育成会会館」で開催された。対象は昨年度、同研修に参加しておらず、業務で写真を撮ることがある職員で、15日は小松啓子理事長をはじめ12人が、16日は10人の職員が参加した。
 同研修は、第4次中期経営計画で「社会から存在価値が認められる広報活動」が掲げられ、写真の質の向上を図るための研修が具体的な取り組みとして挙げられていることから、各施設・事業所の職員のスキルアップを目指し実施された。テーマは「写真の撮り方について」で、朝日新聞社カメラマンの藤脇正真氏(同社 全日本写真連盟西部本部 事務局長、法人主催「ひまわりアート展」写真の部選考員)が講師を務めた。研修ではまず、カメラの基本的な扱い方やレンズの交換方法などについて、続けて写真を撮るときの「絞り」を優先するAモード、「シャッタースピード」を優先するSモードなどについて説明が行われ、参加者はカメラでそれぞれのモードなどを設定し確認を行った。その後、実技が行われ、床や地面にカメラを置いて撮影する方法や真上から被写体を撮る方法などを学んだ。ほかにも実際に走っている人などを撮り、動いている人や物を撮影する技術、複数人が並んでいる場合に望遠レンズを使い、横から撮影して手前と奥の人物を同じ大きさで撮影する方法、パノラマ撮影の方法などを学んだ。質疑応答では、「撮影するときは、どのモードを使えばよいか」「ミラーレスとは、どのようなカメラの構造なのか」など様々な質問が出された。最後に講師から「自分の目線の高さで撮影せず、床や地面にカメラを置くなど高さを変えることで画角も変わり、よい写真が撮れる。数多く撮影し撮影方法を覚えてほしい」とアドバイスがあった。また、参加者からは、「広報活動に役立つ撮影方法を学ぶことができた」などの感想が聞かれ、有意義な研修となっていた。
(写真上はカメラの機能を講師と確認する参加者、下は実際に動いている人を撮影する技術を学ぶ参加者ら)