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2022年10月13日 その他

法人創立44周年記念式典/永年勤続者の表彰や人権研修など実施/管理職ら66人が参加

 法人創立44周年記念式典が10月8日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、永年勤続者の表彰や人権研修などが行われた。これには、コロナ感染対策のため全職員ではなく、小松啓子理事長はじめ管理職、主任、永年勤続表彰者ら66人のみが参加した。うち永年勤続表彰者は20年勤続以上(リサイクル工房従業員は10年勤続以上)が参加対象で3人の職員、6人のリサイクル工房従業員が参加した。
 式典では冒頭、小松理事長が創立44周年をともに祝いましょうと呼び掛け、「どのようなときも、私たちは倫理綱領に準じた行動を大切に法人育成会の職員としての誇りのもと利用者の支援を継続しましょう」と挨拶を行った。その後、永年勤続者の表彰に移り、参加した職員、リサイクル工房従業員の9人に小松理事長から賞状と記念品が手渡された。また、永年勤続者を代表し鈴木克之事業所長(八幡西障害者地域活動センター)が「私たち36名が今日まで無事に勤めることができたのも、上司、同僚、後輩の皆様方のお力添えがあればこそと、感じています。個人としては、育成会の成長の変遷を体感しながらの40年で、充実した年月であったと感じでいます。今後も本日の栄誉に報いるためにたゆまぬ努力をいたす所存です」と40年を振り返り、今後の抱負を述べた。なお、今年度の永年勤続対象者は職員、リサイクル工房従業員の36人で、会場に参加していない10年、20年、30年勤続者については名前が紹介された。後半は人権研修が行われ、法人の虐待防止委員会の委員長である北九州市立大学地域創生学群の坂本毅啓(さかもと たけはる)准教授が「マネジメントとコミュニケーション技術から考える~利用者本位で風通しの良い組織を目指す~」をテーマに研修を行った。研修では、利用者の生活と福祉に関わる現場を預かる者として、これからどのような組織づくりを目指していけば良いのかについて参加者で検討が行われた。このなかで具体的な職場での例を上げ、4、5人でグループワークを行い、うまくいくコミュニケーションのポイントや聞き上手になるコミュニケーション技術、マネジメントについて学んだ。最後に坂本准教授は、「改めて『我々福祉職は、誰のため、何のために仕事をしているのか』という基本に立ち返ることが大事である」と述べた。なお、同研修は録画されており、各施設・事業所で伝達研修を行うこととなっている。
(写真1段目は、あいさつを行う小松理事長、2段目は小松理事長と記念撮影に収まる永年勤続者9人、3段目は研修を行う坂本准教授、4段目は研修でグループワークを行う参加者)