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2022年04月14日 その他

いくせいかい診療所/令和3年度の利用者の健康管理の取り組みなど報告

 いくせいかい診療所(看護師長/本部 健康増進課 田上裕子課長)より、令和3年度に実施した利用者の健康管理の取り組み、新型コロナワクチン追加接種(3回目)について4月5日の経営会議で報告が行われた。
 同診療所では、令和3年度、法人内の生活介護事業の利用者の健康管理の充実を図ることとし取り組みを行った。目的は健康維持・増進を図ることや健康診断結果を活用して適切な時期に医療に繋ぐこと、さらには7事業所の嘱託医が代わることに伴い診察の充実を図ること。実施期間は、7事業所の嘱託医が代わった昨年7月から今年3月まで。各事業所の嘱託医の出務日は月1回で、利用者の健康状態を把握した上で、嘱託医により健康に関する指導・助言や医療機関受診へ勧奨、嘱託医日誌の内容の確認などが行われた。その成果として、嘱託医日誌の内容から利用者の変化が把握できたり、助言・指導が活かされたりしたほか、嘱託医の助言により受診に繋がったケースがあり、医療との連携なども図れた。一方で、課題としては医療機関に繋げるため嘱託医と家族との面談の場の必要性などが挙げられた。
 ほかに新型コロナワクチン追加接種(3回目)についても報告が行われた。実施期間はこの3月7日から29日まで(実日数12日間)で、育成会会館などの3つの会館のほか10ヶ所の事業所、同診療所を会場に582人(利用者464人、職員118人)が3回目のワクチン接種を受けた。また、今回は各事業所での接種としたことにより利用者も移動する必要がなく、安定した状態で予定者全員が接種を終了したことや、接種予定者の急なキャンセルによる人数調整に事前申込者(利用者・職員)以外の協力が得られ、ワクチンの破棄がなかったことなども報告された。