事業所NEWS

2019年09月11日 八幡西区 インクル八千代

おかあさん

生活介護事業のTさんは、通所されて、今年で41年目になります。年齢も重ねたこともあり、文字を書く機会が少なくなってきました。そこで、機能維持を目的に、自分で文章を考えて文字を書くことを活動に取り入れました。ただ、言葉を紙に並べるのではなく、Tさんが楽しみながら、活動に取り組めるために、離れて暮らされているお母様に宛てて手紙を書くことにしました。最初は、何を書いてよいかわからず、困った様子でしたが、何度かやり取りをしていくうちに、便箋を眺めながら「なんて書こうかな」と思いを巡らすようになりました。書き出しは毎回「おかあさん」です。自分で考えて手紙を書くこと、お母様から返信があることが、喜びにつながり、定期的に行う活動の一つとして楽しみながら行っています。今後も、Tさんの大切な活動として継続していきたいと思っています。(吉本)