事業所NEWS
NEW2025年11月11日 本部 北九州障害者しごとサポートセンター
就労系福祉サービス事業所の担当者懇談会を開催
北九州障害者しごとサポートセンターによる令和7年度就労系福祉サービス事業所担当者懇談会「アセスメントの手法を学ぶ」が10月31日、戸畑区のウェルとばたで開催され、市内の就労移行支援事業所、就労継続支援A型、B型事業所の就労支援担当者、関係者30人が参加した(写真)。
同センターでは、障害のある方の福祉から就労への流れを形成するとともに、障害者一人ひとりの態様に応じた就労支援を実施するため、北九州市から「障害者就労プロモーター事業」を受託。今回は、昨年度実施した「アセスメントを通して自己理解を深める支援」に続き、アセスメントについてより理解を深める目的で研修会を実施した。
この日は、福岡障害者職業センター北九州支所長の網川浩一郎氏と職業カウンセラーの高橋将一氏を講師に招き、「アセスメントの手法を学ぶ」をテーマに講演が行われた。まず、綱川氏から就労支援のなかでのアセスメントの位置づけや必要な視点について説明があり、このなかで細川氏は「アセスメントの基本姿勢として、『セールスポイントやできること(強み)、あと少しでできそうなこと』に注目すること。その背景や原因を多面的に考えることが大切」と述べた。続いて、高橋氏がアセスメントの項目や手法、情報の整理、留意事項、指示や教示の言葉かけについて具体的に説明し、その後、事例を通した演習を実施。個人ワーク、隣の方との意見交換、全体での意見の共有が行われ、参加者からは様々な意見が挙げられ、高橋氏は「同じ事例でも支援者によってアセスメントの視点が異なることがあるため、支援者同士で話し合うことも大切」と述べた。 参加者からは、「アセスメントの手法など実例を通して学べたことは大変貴重だった。今後のアセスメントに活かせると思った」「利用者のことを第一に考えてアセスメントを行う重要性がわかった」「意見交換ではいろいろな意見を聞くことができ良かった」など前向きな感想が聞かれた。

