事業所NEWS

2019年07月09日 戸畑区 ショートステイとばた

「危険を予測する感受性を」

先日、今年度4回目の事業所内職員研修をGH支援センター中部、ぱすてる中部と合同で開催し、17名の職員が参加しました。今回は利用者支援の現場ではとても重要な視点、スキルである危険予知トレーニング(KYT)について、法人のリスクマネジメント・コンプライアンス担当理事でもある松﨑所長より講義を頂きました。

講義では危険を予知し、安全対策に繋げるまでの手順を4段階に分ける4ラウンド法について学び、その後3グループに分かれてイラストのワークサンプル(事例)を用い、演習を行いました。いくつかの事例の中で、外出支援では「交差点の信号待ちで車道すれすれに立っている」「周囲の人に気を取られ、信号を見ていない」などの危険を見出し、「支援者は飛び出しに気をつけて両隣の利用者とも手をつなぐべきだ」といった対策、目標を立てていました。

今回の研修、トレーニングだけで危険予知の力がすぐに身につく訳ではありませんが、今回の学びを意識して日々実践することで、危険を予測する感受性を養い、安全、良質な支援に繋げたいと考えています。(井原)