事業所NEWS

2023年03月15日 八幡西区 本城リサイクル工房

違いを知る

午後の作業が終わり、部会の時間を使って、研修を行いました。今回は『違いを知る』がテーマです。印刷された紙にコップのイラストがあり、コップの水がいっぱい、半分、少しを色を塗ってあらわしてもらいました。最初は戸惑う従業員もいましたが、自分が思うように塗ってくださいと支援員が伝えると、それぞれが黙々と色を塗り始めました。塗った後はお隣さんと紙を見せ合いながら、意見交換。自分のものとを見比べながら、「ここが違う、ここは一緒だね」と話をしました。お互いが意見を否定することなく、話し合いを終えました。研修の感想を尋ねると、「半分の時は線を引いて考えたが、少しと言われたとき、どのくらいかなと考えた」と話がありました。

自分が思っている解釈と他の人が思っている解釈は違うことを知ってほしいと思い、この研修を行いました。言葉一つで『少し』『いっぱい』の解釈に正解はないこと、だからといって自分の価値観を押し付けては良くないことを学んだのではないかと思います。今後もこういった研修を通して、他者との違いがあることを感じていきたいと思います。(杉野)