事業所NEWS

NEW2025年08月18日 小倉北区 インクル小倉北

ちょっといい話♡②

 7月よりインクル小倉北を利用することになったAさんのエピソードをご紹介します。現在、Aさんは施設内作業を中心に取組んでいますが、作業のひとつである、野菜のパック詰め(主にミニトマト)を通して、Aさんにある変化があったとご家族よりお話を受けました。

 家族でスーパーに買い物に行った時に、Aさんが今まで苦手だったトマトを自ら買って欲しいと言われたため、家族は不思議に思いながらも、トマトを購入してその日の食卓に並べると、今まで見向きもしなかったトマトをなんと自ら食べ始めたというのです。

 事業所で行った作業が社会の流通の一端を担い、それが消費者の手元に届く仕事を自分がしているのだという意識が、今回のAさんの行動の変化に繋がったのではないかと考えられます。

 まさに支援者冥利に尽きるできごとでした。 Aさんのように、自分たちが携わっている仕事が、誰かの…社会のためになっている…ということを、これからも作業を通して実感していただけるように支援を行っていきたいと思います。