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NEW2025年08月08日 本部 北九州障害者しごとサポートセンター

企業と障害者就労支援機関の交流会を開催

 北九州障害者しごとサポートセンターによる、令和7年度「企業と障害者就労支援機関の交流会」が7月22日、AIMビル(小倉北区)で開催され、市内の企業19社、公的機関8機関、就労移行支援、就労継続支援A型、B型事業所の支援担当者、関係者110人が参加した(写真)。

 同センターでは、障害のある方の福祉から就労への流れを形成するとともに、障害者一人ひとりの態様に応じた就労支援を実施するため、北九州市から「障害者就労プロモーター事業」を受託している。その取り組みの一環として、障害者雇用促進に向け、企業と支援機関が繋がりをつくり、その後の実習や採用に結び付けることを目的に今回、第3回となる交流会を開催した。

 この日はまず同センターの大坪巧弥所長が開会挨拶を行い、続けて北九州市障害福祉部障害福祉企画課の大前亜弥課長が同市の障害者の状況について報告するとともに、「来年度は雇用率が上がり、障害者雇用についての関心が高まると思われる。この交流会が意義あるものになることを期待する」と挨拶した。その後、会場内に設置された各企業のブースに、支援機関の担当者が訪問し情報交換をする個別面談方式で会が進行された。支援機関の担当者は積極的に企業ブースを訪れ、1事業所約10分間の相談時間を使い交流を図った。参加企業からは、「初めて参加したが、いろいろな情報を得ることができた」「とても有益な企画だと思う。これからも実施してほしい」「知識の薄い状態で参加したが、非常に勉強になった。次回も是非参加したい」など前向きな感想が多く聞かれた。また、支援機関からは、「いろいろな企業の方と話ができて良かった」「貴重な機会となった。もう少し時間があればさらに良いと思う」「とても勉強になり、次に繋がる話もできた」「企業が困る点を聞くことができた。その部分を減らせるような支援ができればと思う」などの声が聞かれ、企業と支援機関ともに有益な時間となっていた。

 なお、同交流会は来年度も開催予定で、障害者雇用促進に向け企業と支援機関の繋がりが広がることが期待される。