法人NEWS

2021年03月03日 調査

食事サービス/嗜好調査を実施し魚、肉料理より麺料理を「すき」と回答した利用者が最も多い結果に

法人が調理委託している業者による給食を喫食している利用者を対象として昨年12月11、16、25日に実施された嗜好調査のアンケート結果がまとめられた。

同調査は、食事サービスがより充実したものになるよう利用者の嗜好や意見を調査し、法人管理栄養士の献立作成の参考にすることを目的に毎年実施されている。今年度はアンケートの質問内容や調査方法を改善し、主菜の魚料理と肉料理、主食の麺料理について、それぞれ喫食する日の昼食時または昼食後に調査を実施するよう変更した。

アンケート結果によると、3日間の回収率は麺料理96.6%、魚料理97.1%、肉料理96.5%で回収率も高く、各事業所の協力やアンケートの改善成果が見られた。また、それぞれの料理について「すき」と答えた利用者は、希望が多く今年度献立に取り入れた麺料理が80.9%、苦手と思われていた魚料理が77.3%、好きという回答が多いと予想された肉料理が75.9%だった。麺料理を「すき」と答えた利用者の割合が最も多く、魚料理と肉料理については大きな差が見られなかった。一方、食べたいメニューについては、麺類・丼などの味ご飯類・パン類が多く挙がっていたほか、156人の利用者が給食に対する意見を挙げており、うち44人が給食について「おいしい」としていた。ほかにも「ご飯やおかずの量の増減について」、「味付けについて」、「食事の温度について」などの項目で意見が挙げられており、給食に対する関心が高いことが伺え、全体的に前向きで好意的な意見が多く見られた。

法人管理栄養士では、より多くの利用者の意見を給食に反映できるよう、来年度も各事業所に協力してもらい嗜好調査を実施したいとしている。