法人独自の取り組み

2023年06月09日 エコアクション21

日明・本城両リサイクル工房/「エコアクション21」の中間審査が実施される

「エコアクション21」の中間審査が5月31日、6月1日に実施され、日明リサイクル工房の松﨑裕二事業所長、本城リサイクル工房の村上明美事業所長、両工房の担当職員、奥村安德課長(本部 事業企画・推進課)が参加した。
「エコアクション21」とは、環境省が策定したガイドラインに基づく、環境経営の認証・登録制度のこと。二酸化炭素・廃棄物などの削減に取り組み、その活動レポートを作成、公表することで環境にやさしい経営の証明が得られる仕組みとなっており、この5月末現在、全国で7,435社の事業者が認証・登録されている。両リサイクル工房は、平成28年5月に認証・登録された。認証・登録は、2年ごとの更新。
両リサイクル工房では、二酸化炭素や廃棄物等の排出量の削減、資源化率の向上などについて利用者、職員が年間目標を立て取り組みを行っており、今回、審査人による令和4年度実績の中間審査が行われた。中間審査では、両リサイクル工房からこれまでの取り組み内容や目標達成状況、今後の目標、活動について報告が行われたほか、初日には日明リサイクル工房で、最終日には本城リサイクル工房で現地審査も実施された。また、「育成会会館」(戸畑区)で行われた最終日の総評では小松啓子理事長、岩倉聡理事(本部事務局長)、鈴木克之事業所長(八幡西障害者地域活動センター/本城リサイクル工房アドバイザー)も出席。審査人からは「それぞれの職員や従業員がよく連携し、明るく元気に挨拶をしてくれるなど活気のある職場になっている。北九州市ともよくコミュニケーションが取れており、新しい日明リサイクル工房の設備もしっかりと整備されている印象を持った。本城リサイクル工房においても建物内の美化意識が高く、手が行き届いていると感じた。報告書もわかりやすく作成されている。今後さらにより良いものにしていくために、実際に運用している資料を活用し、目標を達成するためにより具体的な取り組みを設定して職員全員が“ある目的で活動し”、効率的で、成果が生まれ、“当事者意識が生まれやすい”方式に変えていくことが良いでしょう」と評価、アドバイスされた。
なお、今後は「令和4年度環境経営レポート」を作成し、エコアクション21中央事務局に提出することとなる。
(写真上段左は、日明リサイクル工房での現地審査で松﨑事業所長から説明を受ける審査人(手前)。右は、取り組み内容や目標達成状況などを報告する両リサイクル工房の担当者ら(初日)。下段左は、本城リサイクル工房での現地審査で審査人(右)に説明する村上事業所長(左)。右は、最終日の総評で審査人から評価やアドバイスを受ける両リサイクル工房の事業所長ら)