法人独自の取り組み

2020年09月01日 農福連携事業

#農福連携 #102 「人手不足は創意工夫で乗り切ります!」

人手不足はどこの業界でも言われ、特に介護、福祉、医療は深刻だ。人手がなかったら、知恵をつかって、課題を解決しようとする姿勢があると物事が進展するのではないか。そう信じてやまない。

人・もの・金などのいわゆる経営資源は、有限であるが、一方、「知恵」は無限である。そんな精神性で農福は進めている。

機械があったら、人手が有ったら、と何度も考えたものの、工夫して、改善して、助けてもらって、「できないことをできるにはどうしたらよいか」、行動から少しづつ生産性を上げている。そうすることで人の応援や賛同が得られ、結果として体制が整ってきている。最後の最後にお金がついてきた。そんな印象をもっている。

さて、農福を推進するにあたり、コロナ禍は決してマイナスばかりではなかった。距離をあけるという福音をもたらした。そこで、考えたのがカーポートをつかって、作業スペースを確保することを思いついた。長雨の影響もあり、その取り組みは功を奏した。

ただ、人員を活動室とカーポートに配置することが必要になった。二つの場所は約70m離れていて、一人があっちこっちと支援するのは困難。そこで、無限の知恵をつかった。

一年に一回くらいしか使わないテントを毎日使うと、有効にリソースを使えるし、活動室の隣に配置することで、人員を一人にできた。もう一人は圃場に配置でき、生産性はやや向上した。ないことを憂うよりも、創意工夫で困難をどう乗り切っていくか毎日試されているような気がしている。

(写真は、ご本人様の同意を得て、撮影、掲載したものです。)

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