法人独自の取り組み

2020年08月25日 農福連携事業

#農福連携 #101 「農事センター栽培研修に参加し、現場で再現できる環境づくり本格化!」

なにかと研修と言うと、会場にいって講師の方々の話しを聞いて、その場ではなんだかモチベーションが上がった気になり、翌日の職場に戻ると、何も再現できないケースが数多くあったのではないかと思われる。

以前から農業ができる支援員がいない、人事異動がある、結果として農福は続かないなどといわれてきた経過から、人材づくりの仕組みをどのようにすれば実現できるかを真剣に考えてきた。

たった一人の思いを組織に定着させる方法論など無謀とも思えることに挑戦してみたら、いつの間にか法人外ではあるものの、農事センターに農福連携支援者養成コースなるものの設置までこぎつけることができた。また、法人から職員3名が派遣され、毎週木曜日に学びにいく環境まで整うことができた。

要するに北九州に農福の学校ができるまでになった。昨年、この動きは最も心血を注いだ仕事ともいえる。農福連携栽培研修がはじまって3ヵ月たつが、活動センターからの2名は幸運なことに再現ができる環境下にいる。

報告も写真つきで受けて、彼らの栽培したいリクエストに真摯に向き合って準備を進めている。今回は、「ハボタン」の栽培に挑戦している。これは、農事センターで今まさに栽培をしているもので、にしかつ農園で同じようにできるか再現性があるのか試行的に取り組んでいる。職員が利用者とともに栽培するとどんなところにポイントを置くべきか、支援効果の見込みなどを考えながら、実践に実践を重ねている段階である。

いつの間にか活動センターは、「野菜とフルーツと花に囲まれた施設」に変貌を遂げた。あとは、人づくりが継続的にできる風土ができあがると将来の夢の構想は膨らむばかりである。

(写真は、ご本人様の同意を得て、撮影、掲載したものです。)

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