法人独自の取り組み
2021年08月04日 農福連携事業
#農福連携 #98 「無人販売所2号店 あかね幼稚園にオープン」
平成29年度より、あかね幼稚園とは下畑の圃場での野菜定植および収穫体験、上香月の田植え、稲刈りを一緒にやってきたことはすでにご存じのことと思う。
今年も一緒に栽培することに、活動センター利用者はもちろん、あかね幼稚園の園児やそのご家族、先生方は楽しみにされていた。なぜなら今年は、コロナ騒動になる前の2月にじゃがいも定植体験をしたばかりで春先は、いろいろと野菜の体験ができると期待を寄せていたからだ。
今年度は行事という行事は見送るとの方針が法人からなされ、あかね幼稚園との自然栽培野菜交流体験はしばらく開催を止めている状況になった。
どうやったら、あかね幼稚園の子供たちの健全育成に貢献できるか先生方と検討を重ねてきた。自然栽培のお野菜で縁を繋ぎ止められないか。そこで、思いついたのが、今も行われている「にしかつマルシェ」をあかね幼稚園にも設置することであった。
お買い求めいただければ、子どもたちやそのご家族の健康に貢献できるし、利用者の工賃売り上げにも貢献できる。お互いがWIN-WINの関係性になるのではないか。みんなが幸せになる仕組みはきっと長く続くだろうし、なにより楽しみになる。
また、野菜を置きに来ることで、利用者は社会との接点がふえることはもちろん顔なじみになり関係性が良好に築けていく。そんな方向性を出して、あかね幼稚園に無人販売所を置かせてもらうこととなった。名付けて「あかねマルシェ」
利用者が生産者としてあかね幼稚園の無人販売所に置くことで、利用者は社会との新たな接点が生まれることになり大変うれしい限りだ。この無人販売所の取組みがいい方向に進むときっとまた新しいことが思いつきそうだし、利用者との社会のかかわり方の斬新なアイディアに繋がると信じている。
「利用者の人生をより好転させる」をテーマに活動センターは運営をおこなっている上で、常に考え、即行動に移す。結果として、利用者支援の向上や利用希望の問合せに繋がっている。
いい取組みは人を呼び、地域を元気にし、結果として専門性を担保できる。我々の専門性が彼らの成長を支えていると信じている。
(写真は、ご本人様の同意を得て、撮影、掲載したものです。)
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