法人独自の取り組み

2021年07月28日 農福連携事業

#農福連携 #97 「少量多品種で育てる夏の目玉野菜、「空心菜」の収穫が始まる」

少量多品種の野菜の中で今、収穫真っ只中にある「空心菜」について少し触れてみたいと思う。

南アジア原産で、高温多湿の熱帯、湿地で多く栽培されている。外見はサツマイモに似ており、茎は空洞。アサガオのような淡紫色または白色の花を付けるため、朝顔菜(あさがおな)の別名もある。最低気温が10度を下回ると、茎も根も枯れる。

ここ最近は、地球全体の気候変動が予測されているものの、けして活動センターは悲観せず、前向きに捉えるようにしている。熱い環境下でも育つ野菜は何か、利用者が心から喜んで取り組めるもので、需要ある野菜は…と何年も前から思案していた。夏は・・・、「旬の葉物野菜が少ない!」

そこで、行き着いたのが「空心菜」まずは、ふるさとが暑い国、ヒルガオ科で虫がつきにくい、水をこのみ、手があまりかからない。しかも収穫しても、また何度も再生することができる野菜。実に効率や工賃化にもってこいの野菜ときている。そして、ほうれん草に匹敵する栄養価が高い野菜として知られからなおのこといい。

日本の夏には葉物野菜がほとんど取れないことから貴重な葉物野菜。しかも食欲落ち気味の時期ににんにくと油と相性のいい空心菜は食欲をそそる。

今まで食文化を超えることは難しいと言われてきた。活動センターでもそうであった。過去5年間、馴染みのない野菜は敬遠されてきた歴史があった。白オクラしかり、ズッキーニしかり。しかし今では、「この時期にあの野菜を食べたい」との要望をよく聞くようになった。

今回は、第3弾として「空心菜」に挑戦。馴染みのない東南アジアの野菜どのように受け入れられるか楽しみな面もある。一般のスーパーでは、見かけない空心菜。

定番野菜から珍しい野菜の栽培まで手がけるようになりつつ活動センターの利用者の今後の活躍が期待される。

(写真は、ご本人様の同意を得て、撮影、掲載したものです。)

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