法人NEWS
NEW 2025年12月10日 研修
主任研修/「就労支援の場 北九州拠点」のデジタル化事業をテーマに研鑽


主任を対象とした「主任研修」が12月2日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、18人が参加した(写真)。
この日は、長田雅行事業所長(インクル小倉北)、横田博之課長(経営管理部 経営戦略課)が講師を務め、デジタル化事業について研修が行われた。長田事業所長は、令和5年8月に福岡県により育成会会館4階に開設された「就労支援の場」北九州拠点のデジタル化事業の立ち上げ責任者で、研修テーマは「デジタル業務で活躍する知的障害者~固定観念を打破したその支援に学ぶ~」。知的障害のある方が本当にデジタル化事業に取り組むことができるだろうかという職員の不安からのスタートだった立ち上げの経緯や、利用者の可能性を信じ取り組んできた成果などを説明し、彼らのチャレンジしようとする行為を見逃さず実行につなぐこと、称賛することの重要性について述べた。 また、横田課長は「就労支援の場 北九州拠点 デジタル化事業」をテーマに、この7月から始まった国立国会図書館(通称NDL)の蔵書のデジタル業務について説明。NDLのデジタル業務では、これまでの法人育成会のインクルとばた、インクル小倉北と他法人の施設の3施設に、さらに他法人の4施設が加わり、6法人7施設の利用者42人が参加、知的、身体、精神の三障害すべての方が参加するようになった。現場では利用者、職員全員が丁寧な言葉を使い、わからないことを利用者が何度でも職員に質問できる環境をつくり、職員は利用者の「○○にチャレンジしたい」を実現、作業を習得すれば丁寧に称賛していることなどが伝えられた。さらに、利用者、職員一人ひとりが自らの役割に誇りと責任を持ち、互いを尊重しながら「ワンチーム」として最大の成果を目指していることなども伝えられた。参加した職員はふたりの内容に熱心に聞き入っていた。
