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NEW 2025年10月28日 研修

一般職員向け研修/八幡西障害者地域活動センターの強度行動障害支援をテーマに研鑽

ジョブローテーション対象や管理職など以外の一般職員向け研修が10月14日、八幡西障害者地域活動センター(八幡西区)で行われ、12人が参加した。

この日は、同活動センターの河野大輔主任が講師を務め、「強度行動障害者への支援~アセスメントの重要性~」をテーマに研修が行われた。同活動センターの生活介護事業では、強度行動障害のある利用者が多く、課題改善のために行動分析を行ったり、家族やグループホームと情報を共有したり、徹底したアセスメントを実施してきた。研修ではそれらの取り組みが説明され、具体的な事例を通し、現在ではアセスメントに基づき、活動室の見直しや本人の課題行動への統一した支援などが行われていることが紹介された。その後、実際に事例で取り上げられた利用者の活動場所をはじめ見直しが行われた活動室を見学した。後半はその前半の内容を踏まえグループワークが行われ、参加者からは「本人に合った環境設定と支援で、利用者に変化が生じ安定に繋がることを学んだ」「徹底的な個別アセスメントは自分の事業所でも活用でき、課題やニーズを考察することで必要な支援が明確になると感じた」などの感想が聞かれた。最後に支援の結果として、現在では利用者も落ち着いて活動に参加するなど成果が見られていることが紹介され、アセスメントの重要性が述べられ、参加した職員は熱心に聞き入っていた。

なお、一般職員向け研修はデジタル化事業についての研修が11月4日に、同様の同活動センターでの強度行動障害支援の取り組みについての研修が11月11日に行われる予定。 (写真左は見直しが行われた活動室を見学する、右は前半の内容を踏まえグループワークを行う参加者)