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NEW 2025年08月05日 その他

インクル八千代の陶芸製品が8月から小倉城のお土産売り場で販売開始

北九州市が実施する「令和7年度 小倉城お土産店『しろテラス』におけるテストマーケティング」事業で、インクル八千代の陶芸製品が8月1日から小倉城のお土産店で販売開始された。

市の同事業は、障害者就労施設製品の魅力を国内外の観光客に知ってもらうため、観光施設でテストマーケティングを行い、製品の認知度向上と販路拡大の可能性を探るとともに、商品力の強化や販売スキルなどのノウハウの習得を通じて、工賃向上につなげることを目的としている。また、注目度の高い観光施設で販売することで、クリエーターである障害のある方のモチベーションや働きがいの醸成にもつなげることを目指している。

同事業への参加条件は、企画製品・既存の製品など国内外の観光客をターゲットにした製品が製作できることや販売店からのアドバイスをもとに製品改良に取り組めることなどの条件を満たす市内の就労継続支援B型事業所で、陶芸を行うインクル八千代の生活介護事業は「しろテラスオーダー枠」での参加となった。今回、参加した事業所は20箇所、うち「しろテラスオーダー枠」での参加は2箇所。7月9日には北九州市役所で選定会が実施され、参加事業所20箇所から7箇所が選ばれた。「しろテラスオーダー枠」ではインクル八千代のみが選ばれ、1種類の陶芸製品が狭き門を突破し同事業の製品として選定された。

今後は、8月31日までの「しろテラス」でのテスト販売期間を経て、10月のフィードバック期間にSNSでの「いいね」数等の集計、製品のブラッシュアップ、実施報告報告書の提出を行い、来年3月には事例報告会が予定されている。また、売れ行き状況によってはテスト販売終了後も継続して販売される場合があると言い、インクル八千代では新たな販路に利用者もこれまで以上に意欲的に製品づくりに取り組んでいる。

(写真は上から、北九州市実施「令和7年度 小倉城お土産店『しろテラス』におけるテストマーケティング」事業で販売されている商品、「しろテラス」で販売されているインクル八千代の陶芸製品(ティーカップ)、新たな販路にこれまで以上に意欲的に製品づくりに取り組むインクル八千代の利用者)