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NEW 2025年07月09日 その他

インクルとばたのNDL(国立国会図書館)デジタル化事業がスタート

インクルとばたのNDL(国立国会図書館)デジタル化事業が7月2日、いよいよスタートした。

同事業所に、デジタル化事業に取り組む拠点「就労支援の場」が福岡県により開設されたのは令和5年8月。同事業は、福岡県が公益財団法人日本財団と障害者の工賃向上に向けた協定を締結しており、その取り組みの一環で、日本財団が業務を受注し福岡県の「共同受注窓口」であるセルプセンター福岡に再委託して、セルプセンター福岡が窓口となり障害者施設に業務を委託している。インクルとばたの「就労支援の場」は県内3箇所目として開設され、同事業所、インクル小倉北の就労継続支援B型事業の利用者のほか他法人の利用者が業務に携わり、これまで主に県の施設の文書などのデジタル化に取り組んできた。

今回、その約2年間の実績が評価され、NDLデジタル化事業に取り組むこととなり、この日、国会図書館の蔵書が納品、業務が開始された。業務開始にあたっては新たに4箇所の他法人の施設を迎え、5月から準備を進め万全の体制を整えてきてことに加え、この2年で培われた利用者の高い作業能力もあり、順調な滑り出しを切っている。また、利用者からは「国会図書館の仕事はたいへんな仕事だけど、やりがいがあります。頑張っていきたいと思います」「難しいけど、楽しく頑張っています。いろいろなことが楽しいです」などの声が聞かれ、これまで以上に意欲的にいきいきと業務に取り組む彼らの姿が見られている。(写真は、これまで以上に意欲的にいきいきと国会図書館の蔵書のデジタル化業務に取り組む利用者ら)