法人NEWS
NEW 2025年06月25日 会議
グループホーム支援センター中部で「地域連携推進会議」スタート、ホームの見学も実施


グループホーム支援センター中部の「地域連携推進会議」が6月12日、戸畑区の「育成会会館」で開催された。これには利用者、利用者家族、地域の関係者などの「地域連携推進員」8人が、同事業所からは松藤隆広事業所長らが参加した。
「地域連携推進会議」は、令和6年4月の障害福祉サービス等報酬改定により、グループホーム(共同生活援助)に定期的な開催が義務付けられ、令和6年度は経過措置とし令和7年度から義務化された。これは施設等と地域が連携することにより、「利用者と地域との関係づくり」「 地域の人への施設等や利用者に関する理解の促進」「施設等やサービスの透明性・質の確保」「利用者の権利擁護」の4つの目的を達成するためで、構成員(地域連携推進員)には必ず利用者、利用者家族、地域の関係者を選出することとなっている。また、施設等内での会議を年1回以上、施設等への訪問を年1回以上実施することのほか、議事録の公表も必要とされている。
はじめての開催となるこの日の会議では、同事業所の取り組みについての報告や地域の状況、行事予定などの情報共有が行われた。このなかで地域連携推進員からは「グループホームの取り組みを知ることができた」「地域の行事にグループホームの利用者さんも積極的に参加してほしい」「ホームで提供されているご飯の量を増やしてほしい」などの意見が出された。会議後には「荒手ホーム」「第2荒手ホーム」を訪問。ホーム内の見学のほか、地域連携推進員はホームで生活する利用者や世話人とも交流しホームでの暮らしなどについて話しを聞いた。
同事業所では、今年度からスタートした同推進会議を通し、様々な方と交流しながらグループホームで生活する利用者が地域の一員として地域の力になり、互いに支え合える関係を作れるよう努めていくとしている。
(写真左は、地域連携推進会議で事業所の取り組みについて報告するグループホーム支援センター中部職員、右は会議後にグループホームの見学を行う地域連携推進員ら)