法人NEWS

2023年08月09日 研修

第1回「施設長・事業所長研修」/「ハラスメント防止」をテーマに研鑽

 第1回「施設長・事業所長研修」が8月4日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、小松啓子理事長はじめ施設長・事業所長ら26人が参加した(写真)。
 この日は、「ハラスメント防止」をテーマに法人育成会監事で一般社団法人ぱるむ代表理事の伊東良輔氏が講師を務め、「管理職の役割」、「個人の意識差が生み出すもの」、「ハラスメント」の3つについて研修が行われた。このなかで「管理職の役割」では、目の前のことばかりにとらわれ、社会的な機会を逃してしまうマーケティングマイオピアにならないよう部下を育成することなどの説明が行われた。また、「個人の意識差が生み出すもの」で講師は、個性を理解できている場合、個人が尊重される社会・組織に、理解できていない場合、考えが異なる相手を排除する社会・組織になるとし、管理職として部下や同僚などの個性を理解できているかどうかということも同様であると述べた。「ハラスメント」についてでは、パワーハラスメントの3つの要素やモラルハラスメント、その他のハラスメント、ハラスメントの発生メカニズムなどの説明が行われ、講師から「ハラスメント(権利侵害)のない環境を創るために、日々他者への思いやりと配慮をもって行動することこそが、ハラスメントの防止において最も重要」と伝えられた。最後に「ハラスメントを未然に防止するために、管理職としてできることはなにか」をテーマにグループワークが行われ、それぞれのグループで話し合った結果を発表。まとめとして講師は「ハラスメントは法人の成長を妨げる」と述べ、管理職の職務を、①正しい知識を身に付ける、②自己覚知・他者理解、③自らの役割を意識することと締めくくった。なお、次回は8月18日に開催予定。