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2023年06月09日 その他

北九州市障害者スポーツ大会/練習の成果を発揮、参加した利用者に笑顔

 「第61回 北九州市障害者スポーツ大会」の陸上、フライングディスク競技が5月28日、本城陸上競技場(八幡西区)で開催され、法人育成会からも各施設・事業所の利用者が参加した。
 同大会のスローガンは「ひろげよう ふれあいの輪を」。障害のある人が競技を通してスポーツの楽しさを体験するとともに、市民の障害に対する理解を深め、障害者の社会参加の推進に寄与することを目的に開催された。この日は陸上、フライングディスク競技で熱戦が繰り広げられ、法人育成会の利用者もそれぞれの競技に出場し職員や家族らが応援する中、練習の成果を発揮していた。なかでも本城リサイクル工房では、新たな取り組みとして男女混合リレーに出場。まわりの雰囲気に飲み込まれそうだったが、利用者は自分たちができる走りをすることができたという。競技後には、「まわりが早すぎた」との声もあったが、「出場するからには練習をもっとしておかないといけない」「日頃からの積み重ねが必要ではないか」と話し合う利用者の姿もあり、次に向けて頑張ろうとする前向きな様子がうかがえた。また、他事業所の利用者もそれぞれに楽しみながら競技に参加、メダルを獲得し嬉しそうな利用者やメダルが獲得できず「来年こそ頑張るぞ」と意欲を見せる利用者など、その表情は一様に晴れやかな笑顔に包まれていた。
 同14日には北九州市障害者スポーツセンター(小倉北区)で卓球、STT競技も行われており、同競技にも各施設・事業所の利用者が参加。日頃の練習成果を発揮した利用者は楽しく汗を流すとともに笑顔を見せていた。なお、同大会はこの10月に鹿児島県で開催される「特別全国障害者スポーツ大会」に参加する北九州市選手団の選手選考も兼ねている。
(写真上段は、800m走に出場し力走する本城リサイクル工房の利用者。2段目は、競技後に記念撮影に納まる本城リサイクル工房の利用者。3段目は、メダルを獲得し笑顔を見せる洞海工芸舎の利用者。4段目は卓球競技で獲得したメダルを手に写真に納まる日明リサイクル工房の利用者)