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2022年02月02日 農福連携事業

農福連携事業/八幡西障害者地域活動センター/春の収穫に向け、スナップえんどうの準備に取り組む

農福連携事業に取り組む八幡西障害者地域活動センターでは現在、春の収穫に向け、圃場の準備を進めている。
その一つがスナップえんどうである。昨年12月に定植を終え、寒さ対策のため自分たちで作ったもち米の稲わらを被せて越冬させている。稲わらを被せることで霜や雪などの直接の被害がなく、溶けたり、痛んだりすることを防いでくれる。それは稲わらの有効活用に繋がるだけでなく、春先にはボロボロに崩れてそのまますき込みもできる。現在は、利用者がスナップえんどうの支柱たてとネット張りの作業に取り組んでいる。この作業を行うことで2月末から3月にかけて一気につるが伸び、白い花を咲かせて実をつけだす。このスナップえんどうの栽培も今年で6回目。同活動センターの春先の主要な作業となっており、利用者も年々、要領よくネット張りの作業を行っているという。
同活動センターでは、現在、玉ねぎ、スティックセニョール、そしてスナップえんどうが春に収穫する主な野菜となっている。春はそれらの収穫で忙しくなるが、農福連携事業の目的のひとつである工賃向上に向け、作業量の増加が収入の増加にも直結するだけにいかに生産性を上げ、出荷できるかを検討している。まだ寒い日も続くが、農業のやりがいや楽しさなどがわかってきている利用者は寒さに躊躇することなく圃場に出ており、春の収穫を楽しみにしている。