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2021年10月06日 その他

農福連携事業/無人販売所で八幡西障害者地域活動センターの秋野菜が好評

農福連携事業に取り組む八幡西障害者地域活動センターでは現在、茄子、白オクラ、柿、ピーマン、芋づる、ズッキーニの秋野菜の収穫が行われている。
同活動センターでは、利用者の「得意なこと」、「好きなこと」、「できること」、「満足すること」を中心に同事業の作業を組み立てており、収穫後の作業として出荷調整が行われている。収穫した秋野菜も利用者が室内で一つひとつ丁寧に袋に入れ美しい荷姿に出荷調整しており、その野菜は許可を得て同活動センター隣の公園の無人販売所で販売している。そこで昨年と大きく異なるところが、茄子を中心として生産量が増え、ほぼ毎日、無人販売所の店頭に野菜を並べることができるようになった点だという。毎日、野菜を並べることで、公園の利用者にも少しずつだが認知されるようになり、人気も出てきている。とくに茄子が好評で、茄子を目当てに無人販売所に来る客も増えてきている。
この状況に「売り上げも好調だが、利用者が一生懸命に育てた茄子を褒めてくれることがとくにうれしい」、「よく頑張っているなどの言葉ももらうようになり、地域住民との接点も増えてきている」と同活動センターの職員は話す。また、利用者も働くことで地域社会に貢献していることを身近に感じ、就労意欲の向上にも繋がっているようで、農業活動に取り組む姿からもそのことが見てとれ、同活動センターでは同事業を通し利用者の成長を実感している。