法人NEWS

2020年12月24日 会議

第4回「強度行動障害支援者会議」/各事業所のマニュアル作成状況などで意見交換

第4回「強度行動障害支援者会議」が12月15日、戸畑区の「育成会会館」で、リモート会議で開催され、小松啓子理事長(委員長)、村上明美事業所長(副委員長/インクル曽根)をはじめ委員ら13人が参加した(写真)。

前回、各事業所の強度行動障害者支援に関するアンケート結果を基に意見交換を行っており、この日はその続きとして支援マニュアルについての状況を確認した。委員からは、マニュアルの必要性は感じているものの、作ることや更新が追いついていない現状が報告された。また、「現在は職員間で情報共有を行うことで対応できているが、職員の異動のことを考えると、今後はマニュアル作成の必要があると感じている」などの意見も出された。さらに強度行動障害支援者養成研修の受講と現場の状況についても報告が行われ、事業所によっては研修受講者がマニュアル作成やアドバイスを行っているところもあったが、同研修を受講した職員の異動により専門的知識が継続できないといった課題などが挙げられた。最後に強度行動障害者への支援については、様々な面で取り組むべき課題がたくさん出てきているが、利用者の安定だけでなく、支援者が安心して支援に向かえる環境を検討していくことも確認された。なお、次回は2月16日に開催予定。