法人NEWS

2019年12月04日 会議

農福連携会議/6次産業化に向けた商品開発について協議/福岡県GAP認定など進捗報告も

第9回「農福連携会議」が12月3日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、小松啓子理事長(リーダー)のほか、メンバーらが参加した。

この日は、進捗状況として11月28日に八幡西区の幼稚園と玉ねぎ定植体験を実施したことが報告された。これには園児97名、保護者18名、職員14名、法人利用者23名、法人職員6名が参加し、楽しそうな園児の様子と共に一生懸命に作業の手伝いなどを行う利用者の姿が見られたことが伝えられた。また、11月21日の福岡県GAP認証制度の審査会で育成会の下畑圃場の白オクラがGAP認定を受けたことも報告された。福岡県GAP認証制度 とは、県が定めるGAP点検項目に基づいた取り組みが実践できていることを県が認証する制度で、GAPとは「Good Agricultural Practice」の略で「農業生産工程管理」と訳される。農業において、「食品安全」「環境保全」「労働安全」等の考え方を兼ね備えた、持続可能な農業生産を確保するための取り組みで、今後は玉ねぎとレモンでGAP認定を目指すことが確認された。その後の6次産業化に向けた商品開発の協議では初期、中期、完熟期に収穫したオリーブの加工品として塩漬けを試食したほか、オリーブ石鹸の試作品製作を進めることなどが確認された。また、パッケージについては、利用者のアート作品を活用した箱作りや和紙加工とすることなどで協議した。

なお、次回は12月10日開催予定で、利用者のはたらく場の拡大を推進するための協議を重ねていくこととしている。(写真は、商品開発などについて協議する農福連携会議メンバー)