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NEW 2025年12月17日 研修

第6回「介護職員初任者研修」/「介護に関するからだのしくみの基礎的理解」など学ぶ

第6回「介護職員初任者研修」が12月13日、小倉南区の「育成会東部会館」で開催され、受講生8人が参加した(写真)。

この日は、午前に奥村安德事業所長(インクル八千代・ショートステイやちよ)が講師を務め、「介護に関するからのしくみの基礎的理解」について講義を行った。このなかで骨・関節・筋に関する基礎的知識とボディメカニクスの活用、中枢神経と体性神経に関する基礎知識などが説明され、聞きなれない骨の名称等に戸惑いながらも受講生からは活発な質問が出されていた。午後からは酒井由美主任(ぱすてる西部)と村田美奈子主任(インクルとばた)が講師を務めた。自立に向けた介護の展開の「生活と家事」の講義では、高齢者や障害者の「自立生活」を支える家事援助のポイント、サービス提供の内容、その際の留意点などを確認。演習では、調理援助を行う際の支援手順や利用者の年齢、身体状況、健康状態に応じた献立作成、調理時に必要な工夫について、また洗濯援助における配慮点では洗濯物の干し方にも個人差があることを確認した。ここでは、生活援助は利用者の自宅で行う援助であり、利用者にはこれまで培ってきた生活習慣・こだわり・価値観があり、個別性の高いものであることを介護者は理解し、利用者の自立生活を支える観点を持ちながら援助を行う必要があることを学んだ。 なお、同研修は来年2月28日までのおおむね毎週土曜に講義、実技演習を内容とし全15回実施される。

(写真左は調理援助を想定し献立を立てる、右はグループワークで検討した献立を発表する受講生)