法人NEWS
NEW 2025年10月15日 研修
一般職員向け研修/「就労支援の場 北九州拠点」のデジタル事業をテーマに研鑽


ジョブローテーション対象や管理職など以外の一般職員向け研修が10月7日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、14人が参加した。
この日は、インクル小倉北の長田雅行事業所長、経営管理部 経営戦略課の横田博之課長が講師を務め、デジタル事業について研修が行われた。長田事業所長は、令和5年8月に福岡県により育成会会館4階に開設された「就労支援の場」北九州拠点のデジタル事業の立ち上げ責任者で、研修テーマは「デジタル業務で活躍する知的障害者~固定観念を打破したその支援に学ぶ~」。知的障害のある方々が本当にデジタル事業に取り組むことができるだろうかという職員の不安からのスタートだった立ち上げ経緯や、利用者の可能性を信じ取り組んできた成果などの説明があり、利用者のチャレンジしようとする行為を見逃さずにすべて実行につなぐこと、称賛することの重要性について述べた。
また、横田課長は「就労支援の場 北九州拠点 デジタル事業」をテーマに、この7月から始まった国立国会図書館(通称NDL)の蔵書のデジタル化業務について説明した。NDLのデジタル業務では、これまでの法人育成会のインクルとばた、インクル小倉北と他法人の施設の3施設に、さらに他法人の4施設が加わり、6法人7施設の利用者42人が参加。知的、身体、精神の三障害すべての方が参加するようになり、戦略的アプローチとして「ワンチーム」を掲げ取り組んでいることや、利用者、職員全員が丁寧な言葉を使うようにするなど利用者とのコミュニケーションにおいて大切にしていることが伝えられた。参加した職員はふたりの内容に熱心に聞き入り、研修後には多くの質問が挙げられていた。
なお、一般職員向け研修は同様のデジタル事業についての研修が11月4日に、八幡西障害者地域活動センターでの強度行動障害支援の取り組みについての研修が10月14日、11月11日に行われる予定。(写真左はデジタル事業について研修する長田事業所長、右は横田課長)