法人NEWS
NEW 2025年09月11日 研修
第3回「新任研修」/意思決定支援をテーマに研鑽、意思決定支援の支援方法など学ぶ

「第3回 新任研修」が9月2日、戸畑区の「育成会会館」で行われ、今年度入職の新規学卒の正規職員3人が参加した(写真)。
この日は、奥村安德事業所長(インクル八千代、ショートステイやちよ)が講師を務め、「利用者サービス提供に必要な意思決定支援」をテーマに研修が行われた。研修では、自分の考えや思いを表現することが難しい知的障害者には「意思決定支援」が必要であることや、利用者にとっては日常的な経験の積み重ねが、職員にとっては意思決定支援の理解と実践の積み重ねが重要であること、意思決定支援するときの支援方法などが説明された。また、後半はグループワークが行われ、例題の利用者エピソードについて参加者それぞれが自身ならどう意思決定支援をしていくかを発表した。最後に、奥村事業所長から「意思決定支援に正解はなく、支援者や社会の側の『意思決定支援能力』の問題なのだと認識することが重要。努力するのは私たち支援者で、これからもっと意識ある支援者が増え、よりよい支援ができればと願います」と伝えられた。入職から5ヶ月が過ぎた参加者は熱心に内容に聞き入り、グループワークでは自身ならどう意思決定支援をするのか真剣に考えていた。