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NEW 2025年05月14日 その他

NDL(国立国会図書館)デジタル化事業のキックオフミーティング実施し概要など確認

デジタル化事業の拠点であるインクルとばたの「NDL(国立国会図書館)デジタル化事業キックオフミーティング」が5月9日、戸畑区の「育成会会館」で開催され、プロジェクトメンバーの顔合わせが行われるとともにプロジェクトの概要や生産計画などが確認された。これには、法人育成会から小松啓子理事長、阿髙和憲理事はじめ担当職員等7名のほか、今年度からインクルとばたのデジタル化事業に参加している他法人の施設の責任者、セルプセンター福岡の担当者が参加した。

福岡県により、デジタル化事業に取り組む拠点「就労支援の場」がインクルとばたに開設されたのは令和5年8月。同事業は福岡県が公益財団法人日本財団と障害者の工賃向上に向けた協定を締結しており、その取り組みの一環で、日本財団が業務を受注し福岡県の「共同受注窓口」であるセルプセンター福岡に再委託して、セルプセンター福岡が窓口となり障害者施設に業務を委託している。インクルとばたの「就労支援の場」は県内3箇所目として開設され、同事業所、インクル小倉北の就労継続支援B型事業の利用者のほかに他法人の利用者が業務に携わり、主に県の施設の文書などのデジタル化に取り組んできた。

この7月からはNDL(国立国会図書館)の蔵書のデジタル化事業に取り組むこととなり、この日、そのプロジェクトのキックオフミーティングが開催。NDLデジタル化事業について説明が行われ、日本財団から助成を受けて専用スキャナ等を整備した全国13ヵ所の障がい者施設が一つのチームとなり、NDLの蔵書のデジタル化に取り組むことや、受託した業務を確実に遂行するための生産計画が共有された。なお、法人育成会では5月12日から担当職員らが実務研修を実施し、デジタル化業務の全体像を把握するとともに各工程の習熟を深めるなど7月からの事業開始に備えている。

(写真は、キックオフミーティング後の同12日に7月からのNDLデジタル化事業開始に向けて他法人の担当職員らに業務の工程内容などをレクチャーする育成会職員)